「小さいダンスホール」では、40代から70代にかけての男女が中心に踊るといいます。
「ダンスっていうのはね、年を重ねるほど味が出てくるの。
40代でもまだまだ。
50、60になって、やっといいムードで踊れるものなのよ」元チャンピオンのガブリエラゆえ、お相手役を請う男性でいっぱい。
ダンスホールに足を踏み入れるや否やプロポーズが殺到して、5分と席についていられないといいます。
それにしても、5時間も踊りっぱなしとは。
ハードなスポーツ以上の運動量ではないか。
しかも、59歳。
高齢ではないにしろ、中年をすぎた年齢なのに。
ところが彼女、またしても驚異の発言をしたのだ。
「このところ、なぜかもうひとつ気分が乗らなくて週1回だけど、少し前までは3、4回通っていたのよ。月、水、金、土、という感じでね」1週間に4回。
しかも、毎回5時間!
イタリアのオバサンってバケモノなのか?私の驚きは、次の発言で極致に達してしまった。
「あら、84歳のシニョーレ(紳士)も毎回来てるわよ。すごいんだから。ホールには更衣室があるんだけど、プロのダンサーみたいな服を身につけちゃうの。普段着のポロシャツから、パッとイメージチェンジ。フリルのついたブラウスにブラックスーツ、なーんてスタイルなの。ピンと背筋が伸び切っていてね。とても84歳にはみえないわよ」